しおり "夜明けのはざま" 2025年5月14日

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@Kaffee5888
2025年5月14日
夜明けのはざま
夜明けのはざま
町田そのこ
『ぎょらん』と同じ葬儀社を舞台にした作品。舞台ではあるのだが、今回は「これから生きていく人」側の話だった。 男、女。昨今ではジェンダーレス社会という言葉もよく聞くようになり、男女が平等に過ごせるように改善される動きがある。だが、根強く残っている男女格差も勿論ある。それは、そもそもの人間としての構造的な問題であったりと得意不得意、適材適所、というものもあることも絡んでいる。男だから、こうじゃないといけない、女だからこうだ、という考え方は古いとはいえど、たまに望んでしまうのも仕方ないことなのかもしれない。と、思うのであれば相手からそう思われても仕方ないと飲み込まなければいけない、と思うのだ。自分だけが相手に期待する、望み過ぎるといつか関係性は壊れる。結局、対等に見ていないのだ。この問題は数年ではどうにもならないもので、根気強く意識を変えていくしか方法はないと思う。 もう少し、歳をとってから読み直したい作品だなと思った。まだもうちょっと寝かせておこう。
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@Kaffee5888
https://www.cinra.net/article/202311-yoakenohazama_ikmsh ちなみに、こちらで町田そのこさんがこの作品についてインタビューを受けているので読んでみると深く知れます。おすすめ。
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@Kaffee5888
好きな言葉メモ 「…一緒に生きていくために大切なのは『しあわせな瞬間』だけではなくて、『相手のしあわせを考える時間』も大事なんだよ」 「ぼくたちはあまりにも、明日に任せすぎている」 好きなひとを、自分が楽になる手段にしたくない。
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