
rina
@r_1_n
2025年5月14日

滅びの前のシャングリラ
凪良ゆう
読み終わった
『汝、星のごとく』を勧めてくれた友人がこの本も面白いと言っていたので早速読んだ。
以前から危ぶまれていた小惑星の衝突が確実になり、一ヶ月後に滅びることが決まった地球。人々はそれまでの時間をどう過ごすのか…。
やっぱりそうなるよねっていうくらい荒れていく世界。殺し、略奪、なんでもありになった社会。こういう本を読むと、自分ならどうするかなって考えるけれど、うまく答えが出なかったなあ。でもやっぱりできるだけ日常の延長線上にいたいとは思う。そういう意味で、この本のラストのような終末は爽やかさすら感じられていいなと思った。
「あたしだって死ぬのが怖い。こんな結末は最悪だと思っている。(中略)なのに、それでも、今あたしはとてつもない幸せを感じている。」(p.262)









