
🔖ぼう|読書記録
@book_25
2025年2月21日

恋とか愛とかやさしさなら
一穂ミチ
読み終わった
読んでいて、他人の行いを「許す」って、許す対象が何だとしても傲慢さが含まれるのではないかと思いました。
その人をわかろうとしても、その思考にはどうしても自分の価値観が含まれてしまう。
誰かに恋しても、誰かを愛しても、自分の世界で生きるしかないし、全く同じ世界にはいられないのだと感じました。
誰かを信じる・愛する・許す、きっとそういった他人に寛容であろうとする姿勢とその裏の価値観に、人の真の姿が見られるのではと考えさせられました。