
綿
@shelf_soya
2025年5月15日

トラウマ
宮地尚子
読み終わった
口語で書かれているため読みやすいけれど、凄い密度の本。2013年刊行だが、ケアの文脈で語られる書籍が複数出版されており、それらに興味がある人間として今読むべき本だった。「ジェンダー・センシティブ」という捉え方は、自分が違和感なく他者に接する態度に非常に役立つと感じた。
"紛争後や災害後の非西洋諸国出身の人たちに、トラウマやPTSD概念を用いるのが適切なのだろうか"といった批判や議論のくだりに、『私が諸島である』や『彼女の正しい名前とは何か』を思い出した。



