トラウマ

15件の記録
- 綿@shelf_soya2025年5月17日読み終えた後に考える周囲のトラウマを負った人にどのように関わっていくか、ただそばにいることのむずかしさについて想像しつつ、求められていない段階で、相手が望むものを察しようとして能動的に働きかけるわけではなく、傷を負った人のそばにただいることの役目って、いつか開かれるかもしれない本として本棚に置かれておく、みたいなことにも近いのか、と想像する。可能性としての。人間は本じゃないので、全然うまくないたとえかもしれないけど。 読みながら『家の歴史を書く』『私が諸島である』『あらゆることは今起こる』といった学術書、学術書寄りのエッセイで描かれていたことや、実際取り上げられていた作品も含めてトラウマを描いた小説や漫画作品、特に萩尾望都やよしながふみの漫画をいま読んだらまた違う切り口で読めるのではないか、と想像する箇所が多数あった。
- 綿@shelf_soya2025年5月15日読み終わった口語で書かれているため読みやすいけれど、凄い密度の本。2013年刊行だが、ケアの文脈で語られる書籍が複数出版されており、それらに興味がある人間として今読むべき本だった。「ジェンダー・センシティブ」という捉え方は、自分が違和感なく他者に接する態度に非常に役立つと感じた。 "紛争後や災害後の非西洋諸国出身の人たちに、トラウマやPTSD概念を用いるのが適切なのだろうか"といった批判や議論のくだりに、『私が諸島である』や『彼女の正しい名前とは何か』を思い出した。
- か@aya_bookawa2025年4月30日読み終わった以前読んだ『傷を愛せるか』が良かったので、借りてみた📕この本もとても良かった...! 特に、「人間は不完全な人間に育てられ、不完全な人間となって、次世代の人間を不完全に育てていくしかないないのです。」(p.226)はいろいろと考えてしまう私にとって、とても安心できる言葉だった。そして自分も他者も不完全だからこそできることがあるのだ、と信じてみたくなった。 あと読みながら私にも小さい「トラウマ」は存在してるんだ、と気付いたのでした...(そもそも人と比べる対象ではないけど)
- okabe@m_okabe2025年4月9日読み終わったトラウマを抱えた人を支援する為には、環状島の外斜面や内斜面、内海の水際を自由に行き来できるだけの力量が必要なのだろう。 そしてアートの力を信じること。コロナ禍、不要不急の自粛が叫ばれていた頃、著者はどんなことを思っていただろうか。
- 記憶@dasilva2025年4月9日買った積読中@ twililight トワイライライトたびたび書店で手に取っては棚に戻してきた本。宮地尚子さん著書の並びで見かけていよいよ購入。トワイライライトの素敵なカバーをお守り代わりに巻いてもらう。しばらくは積ん読かな。
- ジジ📖@gg_books2025年3月24日読み終わった借りてきた『環状島=トラウマの地政学』を読んでから手に取ったので、トラウマについて多角的に捉える事ができた。著者の分かりやすい文章で優しく語りかけてくれるのだが、背景は重く苦しい。 知らないことが相手を傷つける事もあることを自覚し寄り添って行きたい、それを自覚することも忘れないようにして行きたい。 また、芸術と呼ばれるものはトラウマやそれぞれの傷が減点となり生みだされてゆくもの。とした結びは、弱い人を照らす光となりうる希望となり得るのではないかと思えた。