
amy
@note_1581
2025年5月16日

潮騒
三島由紀夫
読み終わった
感想
今度の読書会の課題本である三島由紀夫の『潮騒』を読んだ。くうう、三島由紀夫って、三島由紀夫って……!嫌い!でも好き!ってなる。マジで
三島由紀夫にしては(三島由紀夫にしてはとは?)きらきらしているというか、爽やかな話。『永すぎた春』とか『夏子の冒険』とか雰囲気が近いかも。
光の三島由紀夫?というか夜明けの三島由紀夫?
しっかし三島由紀夫は自分が美しいと思ったことについての描写はすっごい力が入るよなあ……。筆、ノッてるねえ!って言いたくなる。
肉体の美しさ、自然の美しさは本当にすごい。三島由紀夫は彼の美の描写が読みたくて読んでいるところがある
話の内容としては舞台が歌島で、若い漁師と海女の二人が結ばれるまでを描く純愛もの
発生する障害なんかも王道で「俺だって王道ラブストーリー書けるもんね!」とでも言いそうな内容であった
とはいえ随所に散りばめられた情景の描写なんかは三島由紀夫文学なのと、個人的には『潮騒』の前に『永すぎた春』とか『夏子の冒険』を読んでいたので、むしろ『潮騒』ってあっちの方向の話なんだ!?と思ったんであった
案外こういうきらきらラブストーリー書くの好きだったんかな…
