
らこりさ
@rakorisa
2025年4月24日

傷を愛せるか 増補新版
宮地尚子
読み終わった
読み始めてすぐに、この方の書くエッセイがとても好きだと思った。精神科医として日々臨床を行い、いろんな患者さんと向き合ってきた経験なのだろうか。読んでいて救われる気持ちがしたり、ハッとする気づきがあったり。
「泡盛の瓶」、「開くこと、閉じること」が特に好きだった。
前者は沖縄の過去に思いを馳せながら読んだ。後者は私にとって新しい考え方だった。変化があるときには「開きながら変わる」場合と、「閉じながら変わる」場合があるという。内にこもっていて何も進歩がないように思えるときも、気づかないだけで内部では変化が起こり始めているのかもしれない。
