
かにまる
@kanimaruko
2025年5月17日

八本脚の蝶
二階堂奥歯
読んでる
記録
「私はときに世界がこのように存在していることに対しておそろしささえ感じる。存在しないかもしれないことに対してではない。存在をやめてしまうかもしれないことに対してでもない。存在している、し続けているというありえない奇跡が今この瞬間にもおこっているということがおそろしいのだ。」
「恋い焦がれる人にくちづけをしてその罪で殺されるなんてそんな幸せはまたとない。
人間が、いやむしろ私が、幸せの絶頂で死んでしまうくらい弱いいきものだったらよかったのに。」
