
菜穂
@mblaq_0825
2025年5月15日

忘却の河
福永武彦
本のある暮らし
積読家
読書会すみれ
輪読会
輪読会にて
P115~P143 「煙塵」の途中から「舞台」の途中まで
「煙塵」の語り手は初めに出てきた男の長女。
記憶にあるものの正体が掴めぬまま、妹と晩酌しながら自分は実の娘ではないのでは?と言い出すと、妹が予想外の反応をしてびっくりしたのは私です。
これはなにかある……参加者の憶測が飛び交いました。
そしてちょいちょい出てくる三木先生。
このなんとも寂しげな表情を見せる三木先生が私は気になるのですが、他の女性陣からは賛成得られず。私こういう人が気になるから、これまで男運あまりなかったやんとハッとする。
長女は記憶を辿って山梨に行くのですが、結局引っかかっている子守唄については何も分かりませんでした。いやもう、凄い気になるやんホント。
どことなく、戦争が残した影がチラつくような気もしますし、母と娘の複雑な問題もあり相変ら不穏な感じなのですが、福永武彦さんの文章からどす黒さは感じません。モヤがかっている感じ。
そして「舞台」は妹の語り。
妹が姉と話していて驚くリアクションをした理由が分かりそうで分からない。お陰で気になる気になる、そしてまた参加者の憶測が飛び交い、今回はここまで。
早く続き読みたい!!


