
松本真波
@_mm177177
2025年5月18日

銀河鉄道の父
門井慶喜
読みたい
たった今、映画を観て。
今なお残る文学作品について、ただ読むだけでなく、作家自身を知る事は非常に大切であると思う。どうして物語が生まれたのか。なぜ賢治は書き続けたのか。賢治は何を願っていたのか。読者である我々は、作家の生き様もきちんと受け止めるべきだと思う。
本作は「父」からの目線で描かれる。
本当に、この父親あっての宮澤家であった。賢治自身を知る事だけでなく、宮澤家の人々を知る事で、賢治の作品を読んだ時、その言葉一つ一つがより心に染み渡るはずである。
私の大学の恩師は多喜二の研究者であったが、なぜ賢治の作品も好きだったのか分かった気がする。
