
はるにれ
@Elms1130
2025年5月17日

アイヌがまなざす
村上靖彦,
石原真衣
読み終わった
読書メモ
図書館本
行ったり来たりを繰り返して、なんとか最後までよろよろたどり着いた。
当事者の声を聞くためには、背景知識も必要だし、突きつけられた言葉を受けとめる覚悟もいる。両方とも足りていなかった。著者二人が丁寧にその人の言葉を拾い上げて、解きほぐしてくれているが、それでも「生の声」を受けとめきれていないところがかなりあると思う。
アイヌのルーツを持たない村上さんは書き手としての難しさを述べられているけれど、先住民と植民側のお二人が議論しながら書いた本があることそのものに感謝したい。アイヌの女たちが命を守り抜くためにしてきたこと、アイデンティティの問題、地域の違い、アイヌによる運動の歴史。気になったことはたくさんある。また出直してきます。





