もぐもぐ羊 "ディディの傘" 2025年5月19日

ディディの傘
ディディの傘
ファン・ジョンウン,
斎藤真理子
d(p118まで)とあとがき、日本の読者の皆さんへ、訳者解説を読んだ。 先にあとがき〜訳者解説を読んだので、物語の背景を把握して読み進められた。 恋人を事故で亡くしたdが喪失を埋められないまま、一瞬一瞬をただ死んでいないから生きている日々を送っているのが痛々しかった。 恋人のddが遺したレコードを聴いている時、dはどんな気持ちなのだろう。 またdが友人と街を歩いていた時、ちょうどセウォル号の事故から一年でたくさんの市民が追悼のために光化門に向かっているのを警察が阻止するために車輌や人員をたくさん動員していたシーンが印象的だった。 また友人が、戦争や革命について語っていて、自分たちは戦争と戦争の間を生きていると言っていた。 世界中で戦争が起きていて、特に朝鮮半島は北朝鮮の動向次第では韓国との戦争になってもおかしくないし、兵役を経験した男性ならではの考えだなと思った。 朝鮮戦争と次に起こるかもしれない戦争の間を彼らは生きているのか。 ちょうど残り半分。 続きも気になるけど今日は寝る。
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