
blue-red
@blue-red
2025年5月19日

読み終わった
スマホによる「快楽的ダルさ」と「やわらかな昏睡」状態と、絶えず成長していないと置いて行かれるような切迫感から「ハイテンションな自己啓発」状態を行き来する現代人。
そこへの処方箋として書かれた本だが、自分的グッとポイントは、各人の中に多様性や複数性、本書の言葉でいえば「他者」や「モヤモヤ」が存在することが重要という点。いわゆるDEI的・SDGs的文言の世界では、多様な人たちの存在を認められるべきという普通の意味での多様性は想定されているが、こういう一人ひとりの中の多様性みたいなものはあんまり想定していない気がするね。(もちろん普通意味での多様性が守られることもとても大事)
読んでいてもう少し具体的な方法論やアプローチを書いて欲しいなーと思っていたら、増補版追加Q&Aで補われてた。


