amy "50歳になりまして" 2025年3月6日

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@note_1581
2025年3月6日
50歳になりまして
女性芸人・光浦靖子さんのエッセイ ここ数年インナーカラーを入れたり、個性的な手芸の作品をたくさん作っていたり、カナダへ留学したりとSNSで話題になっていた。その様子が自由そうでとてもいいなあと思っていたのだった 私にとって光浦さんは色んな番組で不躾にいじられていた人、というイメージであった。でもそれらをおもしろいと思ったことはない。なんか笑えなくて気持ちの置き場がなかった このエッセイを読んで、三浦さんのことをほんの少しだけ知ることができたような気がする 皮肉に片足突っ込んでいるような悲観的な部分がありながらも妙にポジティブなところや、子どもたちへ向ける目線のやわらかさ、鋭い観察力を持って描かれる彼女の日常はとてもおもしろかった 清水ミチコさん、たんぽぽの白鳥久美子さん、マネージャーの田中さんと旅行に行き、温泉に入る猿を見たところなんかは最高だった メスザルと子ザルたちがのんびり温泉に入っているところに威圧的な気配を醸し出しながら降りてきたオスのボスザルがいたのだという。その光景を”メスと子どもで平和にやっているところにえらそうなオスがやってきてぶち壊す”と描いており、私自信も光浦さんの活動の様子を思い返してみても思い当たることがありすぎた そんあ様子でなんというか光浦さんがラジオでしゃべってくれている感じでとてもおもしろく読めたし、すごく共感しながらもエンパシーも刺激されて、きっとこうだったのだろうかと考える内容でもあった やっぱりあの頃の他人を雑にいじって、茶化して、からかうような笑いは私は好きではないと思った このエッセイは三浦さんのカナダ留学以前の内容なのでカナダ留学のエッセイも読みたい
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