エッフェル
@effel
2025年5月22日

バカの壁
養老孟司
読み終わった
〈読書メモ〉
🧱「バカの壁」
• 「現実を完全に知ることはできない」——それなのに、知ってる“つもり”になった時、そこに“バカの壁”ができる。
• 同じ場にいても、3人いれば3通りの感じ方がある。絶対的な「正解」や「共通の理解」は本当は存在しない。
• 「自己」すら普遍だと思い込んでしまっている。そこにも壁がある。
☝️ 一元論がバカの壁を作る
• 一神教的な「唯一の正解」にすがりたくなるのは人間の楽をしたい本能。でもそれが思考停止を生み、壁をつくり、人の話が聞けなくなる、話が通じなくなる。
•でもVUCA現代では、ある程度の一元論?も必要なんじゃないかなと思った。(不確実要素が多いすぎるので何かをピン留めして考えないと考えが進まない)
🧠 脳と思考について
• 脳って意外とシンプル。思考も物理的なものなんだと実感した。
• やる気は前頭葉で出力がコントロールされることで形成。
• 「頭が良い」とは社会適合性が高いものという考えに納得。昇格試験はいかにマニュアル人間で適合性高いかが評価される。そこには個性なんてない。
📚 読書体験として
• 個人の見解が強めの本、こういうの久しぶりに読んだ。
• 約20年前の本だから前提が今と少し違うからか、読み慣れてないからか、すんなりとは読めなかった。
• 茂木さんの本はなんやかんやちゃんと読むのは初めてなのでもう少し読んでみたい。

