蛸足配線 "パルタイ" 2025年5月10日
蛸足配線
@nekoai30
2025年5月10日
パルタイ
倉橋由美子
『貝のなか』を読んだ。生理的な野蛮さを全身に湛えた女たち。欲に爛れた不衛生な肉体と、きわめて観念的な「革命」の思想とが交錯する。Y・タラコと「わたし」とが手をつないで街を歩くシーンだけは不思議な愛らしさが漂う。その後デパートで買った白百合は、清潔でありながらかぎりなく淫靡である。
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