
加非
@chioneko
2025年5月24日

水族館の殺人
青崎有吾
読み終わった
体育館に引き続き、こちらも読んだ。
今更ながらに、青崎先生の〇〇館シリーズは、1つの証拠が事件解決の鍵、しかもいくつもの錠前を開けるための、になるのがミソなのだと気付いた。
翻訳タイトルや表紙から分かるように、本作は黄色のモップがその鍵を務める。
と、そんなことを言ってしまうと「重大なネタバレではないか!!」と怒られてしまいそうだが、問題無い。
錠前、つまりこの鍵で何をどう開けるのか?が見えていない限り、この鍵はいつまでも黄色のモップのままだからだ。私なんかも結局最後まで、裏染天馬のガイドに添いながら「なるほどー」と呟き続けた口だ。
とはいえ、本作も前作と同様に読者への挑戦状が挟まれている。これだけのあからさまなヒントを提示したのだから、解けるよね?と言わんばかりに。
もし、このReadsを読んで「重大なネタバレだ!!」と少しでも感じられたなら、是非挑戦して欲しい。あなたもきっと「なるほどー」と言うことになる。

