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加非
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@chioneko
趣味の本も、気になる本も、仕事の本も
  • 2025年7月8日
    精神疾患からの回復を導く方法・思考のいしずえ
    TICについて勉強している中で、お名前があがったので読んでみた。 知識書というよりは、実践するための思考を導くための内容だった。 文章も読みやすく、著者の熱い思いが所々感じられた。
  • 2025年6月27日
  • 2025年6月27日
    どうせそろそろ死ぬんだし
    余命僅かな人々が集まった館で、人が死んだ。 これは自然死だろうか、それとも他殺だろうか。 しかし、他殺なら犯人は何故そんなことを? だって被害者は余命僅か。放っておいても、どうせそろそろ死ぬんだし……。 印象的なタイトル、興味を唆るあらすじ。 しかし、結果としては、全く面白く無かった……。そして、何より読みにくかった。全く誰にもオススメ出来ない。 小説には、オチや背景を知っていれば意味の分かる文章、見え方が変わる文章というものが存在する。 よくある 二度読みたくなる 系の小説で用いられる手法だ。 しかし、読んでいる側からすれば「どういう意味?なんか読みにくい……」となりがちなものでもある。 とはいえ、数が少なればそこまで気にはならないし、質が高ければ引っかかりもしない場合もある。 しかし本作はこういった文章が、質の高くないレベルで何度も登場する。 実は前作があり、重要な情報を自分は知らないままに読み進めているのではないか?と調べてしまうくらいに。そのため、非常に意味を理解しづらく、読んでいてストレスが溜まる。 とはいえ、仕掛けが秀逸なら、ストレスは解放されカタルシスにもなる。 しかし、本作にはそれがない。何故なら、トリックに全く関係のない仕掛け、もしくは見え透いている展開しか用意されていないからだ。 つまり、溜め込んだストレスに行き場はない。時間をかけて不満に変換されるだけだ。 他にも感情移入出来ない意味不明な登場人物や、それが言いたかっただけなのでは?と思えてしかたない普通なオチとか、言いたいことは沢山あるが……これくらいにしておきたい。
  • 2025年6月15日
    休養学
    休養学
    全人類が多種多様なストレスに晒される現代。 ただ眠るだけの消極的休養では疲れは取れない。だからこそ、積極的休養を使いこなそう!という内容。 基本的には、どこかで聞き覚えのある知識が並んでいるのだけれど、そこから眠る以外の休養を取り入れるにはどうするのか?という展開が面白かった。 特に、疲れたから休むのではなく、先の疲れを予想して休養を取り準備する、という考え方は今まで場当たり的にしたことはあるけれど、計画的に利用しようと考えたことは無く面白かった。
  • 2025年6月5日
    ナラティヴの被害学
  • 2025年6月5日
    おいしいごはんが食べられますように
    仕事も出来ず迷惑をかけるのに、何故か人から許され、守られ、愛される人。 そして、それを許せない人達が少し仕返しを企てる話。 どこの職場でもありそうな関係性だけど、そこから少し一歩踏み込んだ、と言うより深い沼を形成してしまっている世界。読者という第三者目線で見れば「ここまではしないよ~」と娯楽として受け入れられるが、果たしてそうか? また、もう1つのテーマとして描かれる食に対する価値観も興味深かった。特に、仕事から帰宅して2時間。俺の時間が無くなっていくじゃないか、の下り。ここにどう反応するかで生き方が測れそうな気がする。 そしてきっと芦川さんは、お菓子を作ることも減るだろう、と考えるということは薄ら全てを理解しているんだろうな。
  • 2025年6月3日
  • 2025年6月3日
    傷ついた世界の歩き方
    傷ついた世界の歩き方
  • 2025年5月31日
    アリアドネの声
    震災後の大型地下都市に取り残された、見えない・聞こえない・話せない女性を最先端ドローンを使い救助せよ!というサスペンス。 数ページ捲る毎に、新たなトラブルが発生、解決するも僅かな疑念が残る。そして疑念が晴らされぬまま、新たなトラブルが……と展開が素早い。 この話は一体どこに着地するんだ……?と頭を悩ませながら読んでいくと、なるほど!と綺麗なオチ。ドローンを題材にしているだけあって、やはり着地は見事なものだった。 最先端のドローン技術や大型地下都市の構造など、専門的になりがちで読みにくそうな題材ながらも、全体的に読みやすくスラスラと読めた点も非常に評価高めだった。
  • 2025年5月25日
    しあわせの書
    しあわせの書
    こんな作品が1987年に出ていた、という事実に驚きが隠せない。それぐらいに強烈……というより、奇天烈な作品だった。 主なあらすじは、主人公達がとある新興宗教にまつわる噂-死者が蘇えらせることが出来る、というものから始まる。そして、新興宗教の2代目教祖を決める行に巻き込まれ……というもの。 だが、この際あらすじは気にしなくていい。 とりあえず読んでみることをオススメする。
  • 2025年5月24日
    水族館の殺人
    水族館の殺人
    体育館に引き続き、こちらも読んだ。 今更ながらに、青崎先生の〇〇館シリーズは、1つの証拠が事件解決の鍵、しかもいくつもの錠前を開けるための、になるのがミソなのだと気付いた。 翻訳タイトルや表紙から分かるように、本作は黄色のモップがその鍵を務める。 と、そんなことを言ってしまうと「重大なネタバレではないか!!」と怒られてしまいそうだが、問題無い。 錠前、つまりこの鍵で何をどう開けるのか?が見えていない限り、この鍵はいつまでも黄色のモップのままだからだ。私なんかも結局最後まで、裏染天馬のガイドに添いながら「なるほどー」と呟き続けた口だ。 とはいえ、本作も前作と同様に読者への挑戦状が挟まれている。これだけのあからさまなヒントを提示したのだから、解けるよね?と言わんばかりに。 もし、このReadsを読んで「重大なネタバレだ!!」と少しでも感じられたなら、是非挑戦して欲しい。あなたもきっと「なるほどー」と言うことになる。
  • 2025年5月16日
    「普通」につけるくすり
  • 2025年5月15日
    大人も知らない みのまわりの謎大全
    まさに大全! 1日で読むものと言うより、毎日少しずつ読み進めて味わっていく。そんな内容と物量だった。 読んでいると、確かにこれ見かけるけど何かは分からない!といったものの存在の多さに驚かされる。例えば、定礎、蔦がどうやって壁を張っているのか、塀に穴があいたものが混ざっている理由……などなど。 謎を知り、見落としていた謎を探したくなる。 そんな1冊でした。
  • 2025年5月12日
    名探偵に薔薇を
  • 2025年5月10日
    中動態の世界
    中動態の世界
  • 2025年5月8日
    水族館の殺人
    水族館の殺人
  • 2025年5月8日
    お前の彼女は二階で茹で死に
    特殊設定&多重解決ミステリ。 作者の他作品も読んでいたし、タイトルからして読む人を選ぶだろうなと感じていたけれど、その想像を容易く越える要素の数々……。 作者の倫理観どこいった!!?? ミステリとしては、やはり面白い。その部分で分岐するのね……と話の構造としても分かりやすく、けれど特殊設定も相まって難解な謎が多重解決されていくのは快感! ……けれど、人には勧められない。
  • 2025年5月8日
    お前の彼女は二階で茹で死に
  • 2025年5月7日
    新装版 七回死んだ男
  • 2025年5月5日
    あらゆることは今起こる
    “ADHDと診断を受けた作家の描く、日常の話”といった印象をもって読み始めたけれど、実際は作者の今ここの話といった感じ。 ADHDだからどうこう、というより私はこういう風に考えることがある。こういうことをすることがある。もしかしたら、それはADHDの特性なのかもしれないし、私だからかもしれない。 そんな語り口だ。 ふと気付かされるのは、ADHDの人はこんな人だという定型なイメージの狭さだ。実際、この作者のエピソードでは身体的多動よりも動けない(脳内の多動による身体のフリーズ)がよく出る。 しかし、この本のように言語化されなければ、周りから多動と思われることは先ず無い。 定型や特徴を紙面上で学ぶことは重要だ。 けれど、それが全て見える形で表現されるわけでも、そして表現されているとしても困っているとも限らない。(実際、作者の人生は楽しそうだ……と、私は思ってしまう) 診断名は人類を分別するものではなく、ただ生きやすくするために使う道具なのだな。そして私は道具に振り回されているのだな、と気付かされる部分も多かった。
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