

加非
@chioneko
趣味の本も、気になる本も、仕事の本も
- 2026年4月9日
読み終わったノンフィクション作品。 母を殺害後に解体した娘。殺害に至るまでに母と娘の間には何があったのか?そして殺害を否認し続けた娘が一変、殺害を認めた心境の変化をもたらしたものとは? 同僚の勧めで読んだ。 ノンフィクション作品は普段読まない。何故なら自分にとって読書は娯楽であり、自分とは関係の無い世界の話として割り切れるから。感情が揺れ動いても、それは作者の腕が良かったというだけで、それ以上でも以下でもない。 けれど、ノンフィクションは違う。特に本作はあらすじだけ読めば自分とは関係の無い世界と思うかもしれない。けれど、その内容は全く理解出来ないものではないし、むしろ共感すら覚えてしまう。自分でも、同じ選択肢を取らないか?と聞かれて100%Noとは言えない。 当然、殺人は罪だ。理由が何であれ許されるものではない。被害者には家族以外の関係者もいて、この作品とは別の視点で物事を認識しているだろうし、そこから見た背景と本作の背景は異なるのだろう。 けれど、本作の娘が最後に自分の罪を認めたように、それが単なる仕事だとしても、娘の側に立つ人間は必要だと強く感じた。 - 2026年3月20日
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿(1)ロス・モンゴメリ,村山美雪読み終わったハレー彗星が地球に接近する夜、ワールズエンドの館では彗星の尾による猛毒から生き延びようと、ワールズエンド伯による館での籠城が実行されていた。それがとんでもない殺人事件を招くとも知らずに……。 事件解決に紛争するのは、ワールズエンドの館で煙たがられ数十年の偏屈老齢嬢、そして彼女の従僕に任命されたばかりの元囚人! 一癖も二癖もある登場人物達に負けない凸凹コンビは事件を解決出来るのか!? かーなーり面白かった! しかし、面白さを引き立てている翻訳の手腕が凄い。海外書籍にも関わらず文章がとてつもなく読みやすい。原作者が元々児童文学を書かれていた方らしく、元の読みやすさもあるのかもしれない。 話の設定がとにかく面白く、ハレー彗星に怯える一部の人々と嘲笑う人々、そんなことより従僕として毎日を乗り越えることに苦難する人々のリアルさが描かれていた。 そして何より老齢嬢と元囚人のコンビによる掛け合いもテンポが良く、読んでてクスリとさせられることが多く、もっとこのコンビのやりとりをみたい!と心を掴まれた気分だ。次回作が今から楽しみで仕方ない。 - 2026年3月13日
新版 思考の整理学外山滋比古知識のある人間が尊ばれたのは、今や昔。現代ではコンピュータが多くの知識を貯め込み、尊ばれた人間はもはやコンピュータの劣化となっていた。 そんな中、人間が人間として行えるのは知識と知識による化学反応を起こすこと。そのためには知識を書きまとめ、整理し、そして忘れなければならない!? タイトルから想像した内容は、頭の中でとっちらかった知識やアイデアを上手くまとめる方法であったが、その実はまとめるためにいかに脳ミソの容量(本書で言うならば工場のスペース)を作るか、そしていかに内容から目を離す時間を作るかというものだった。 東大・京大で一番読まれた本!と書いてあるからには難しいことが書いてるのでは、と戦々恐々していたが、実際はエッセイのような文体で比喩も沢山使われていて読みやすいものだった。 - 2026年3月12日
ぼくの家族はみんな誰かを殺してるベンジャミン・スティーヴンソン,富永和子読み終わった悪名髙きカニンガム家、その家族は誰もが人を殺したことがある。 そんな一家が雪山のロッジに集まれば、当然事件は起きる。不可解な死、身元不明の死体、怪しげな家族達……。 この中には人殺しは沢山いる。けれど、犯人はただ1人だ。 タイトルとあらすじに惹かれて購入。 海外の作品を和訳したものが読みづらいのは仕方ないことだとして、内容は想像していたものと違い、事件そのものよりも悪名高きカニンガム家の過去を掘り下げる時間がほとんどで、面白味を感じなかった。 - 2026年3月2日
ラザロの迷宮神永学気になる - 2026年3月2日
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿(1)ロス・モンゴメリ,村山美雪気になる - 2026年2月15日
殺人方程式 切断された死体の問題綾辻行人読み終わったとある宗教団体の儀式中、宗教のトップが儀式とは関係の無い場所で殺害された。 しかも殺害された場所は密室。トップはどこで殺され、どのようにして密室はなされたのか? 館シリーズ以外で綾辻行人先生の本を読むのは、かなり久しぶり(もしかしたら初かもしれない) 推理小説好きなら間違いなく好きな設定、解決編は最近では見ないタイプな印象だが、タイトルに偽り無しと言ったところ。最後の物語の締め方も個人的に大好き。 - 2026年2月1日
ぼくの家族はみんな誰かを殺してるベンジャミン・スティーヴンソン,富永和子買った - 2026年2月1日
流血マルチバース五条紀夫読み終わった龍穴島を訪れた一行、その目的は島に隠された宝を探し出すこと。しかし、到着間もなく起こる殺人事件。 主人公は選択を迫られる。犯人を追うか、籠城するか、それとも……。物語は分岐し、複雑に絡み合い、そして収束する! 物語が3ルートに分岐し、それぞれのルートがミステリー、サバイバル、SFとして展開していく。 今までに無い読書体験で、普段使わない脳味噌の部分を使っている感覚になる。 ミステリーを期待して読んだけれど、どちらかと言えばSFの様相が強く、求めていたものでは無かったという勝手な残念感がある。 - 2026年1月17日
読み終わったぎんなみ商店街で起こる三つの事件に四兄弟が立ち向かう。けれど、裏では同じ事件を三姉妹が捜査していて、それぞれ別の結末へ……!? sister編を呼んだ後に、こちらのbrother編を読みました。同じ事件だから結末が変わるわけがないのに、どういうこと?と読んでいたが、なるほど。同じ事件でも、どの被害について考えていくか?という部分が異なると、こうも進む方向は変わっていくのか。 もちろん、四兄弟も三姉妹も推理や捜査のプロでは無いから見落とす情報や気付かない謎もあり、そこが更に話の展開を大きく変えている。 とはいえ、sister編を先に読んでいるからか、三姉妹が気付いた点を見逃す四兄弟がどこか間抜けに思えて、あまり格好良く思えなかったのは残念。 - 2026年1月8日
廃用身久坂部羊気になる - 2026年1月5日
心の病気はどう治す?佐藤光展読み終わった精神科のトップを走る方々が、それぞれの専門分野でどのように活躍されているのか?を簡単にまとめている本。 興味を持ったら、そこからは詳しく論文や書籍追ってねという感じ。 - 2025年12月25日
読み終わったぎんなみ商店街を舞台に起こる幾つかの事件。 主人公達は情報を集め、推理を行い、真相に辿り着く。しかし、それは事件の一側面でしかないとしたら……? 本書は、同じ舞台、同じ世界線で起こった同じ事件を三姉妹、四兄弟それぞれの視点から描き解き明かしていくミステリーの三姉妹編にあたる。 なお、私は三姉妹編しか読んでおらず、四兄弟の内容は知らない。 その上での感想だが、ミステリーとして普通に楽しめたし、解き手が変わることで何か変わることがあるか??と四兄弟編の内容を予測出来ずにいる。 確かに、この情報は何だったんだ?という部分はチラホラある。だが、そのことが大きく関与してるとは思えない程に、三姉妹編は上手くまとまっている。 果たして、何が隠されているのだろう。 四兄弟は私をどこへ連れて行ってくれるのだろう。今から非常に楽しみである。 - 2025年12月24日
ただ、そこにいる人たち小松理虔,認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ気になる - 2025年12月22日
リカバリーを目指す認知療法ポール・グラント,エレン・インヴェルソ,デミトリ・ぺリヴォリティス,アーロン・P・ブリネン,アーロン・T・ベック,大野裕(監訳),松本和紀(監訳),耕野敏樹(監訳)読み終わった認知療法の祖であるアーロンベック氏が、その生涯の終わりまで研究と実践を続けたものがリカバリーを目指す認知療法(ct-r)だ。 個人的に惹かれたのは、相手の不適応な認知に関わり変えていくのではなく、本来持つ適応的な部分を取り扱っていくという点だ。 そして、その取り扱い方も素晴らしい。その人が、ふと笑顔や活発性を取り戻す瞬間を見つけ、意図的にその時間を増やすことで、彼ら彼女らがもつ敗者の意識(私はつまらない人間だ等)に反証を作っていく。これが認知療法の名を冠する所以だ。 その反証を作るのは支援者ではない。彼ら彼女ら自身だ。自らの言葉や体験が積み重なることで、適応的な時間は増え、本来持っていた未来への熱望を再び抱き始める。 この時重要になるのは支援者による反証の呼び水となる関わりや声かけを行うことだ。 どんな声かけを行うのか?こんな言葉が返ってきたらどうする?こんな人には?といった具体的なポイントについては、是非書籍の内容を確認して頂きたい。 - 2025年7月28日
人形館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人読み終わった - 2025年7月8日
- 2025年6月27日
人形館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人買った - 2025年6月27日
どうせそろそろ死ぬんだし香坂鮪読み終わった余命僅かな人々が集まった館で、人が死んだ。 これは自然死だろうか、それとも他殺だろうか。 しかし、他殺なら犯人は何故そんなことを? だって被害者は余命僅か。放っておいても、どうせそろそろ死ぬんだし……。 印象的なタイトル、興味を唆るあらすじ。 しかし、結果としては、全く面白く無かった……。そして、何より読みにくかった。全く誰にもオススメ出来ない。 小説には、オチや背景を知っていれば意味の分かる文章、見え方が変わる文章というものが存在する。 よくある 二度読みたくなる 系の小説で用いられる手法だ。 しかし、読んでいる側からすれば「どういう意味?なんか読みにくい……」となりがちなものでもある。 とはいえ、数が少なればそこまで気にはならないし、質が高ければ引っかかりもしない場合もある。 しかし本作はこういった文章が、質の高くないレベルで何度も登場する。 実は前作があり、重要な情報を自分は知らないままに読み進めているのではないか?と調べてしまうくらいに。そのため、非常に意味を理解しづらく、読んでいてストレスが溜まる。 とはいえ、仕掛けが秀逸なら、ストレスは解放されカタルシスにもなる。 しかし、本作にはそれがない。何故なら、トリックに全く関係のない仕掛け、もしくは見え透いている展開しか用意されていないからだ。 つまり、溜め込んだストレスに行き場はない。時間をかけて不満に変換されるだけだ。 他にも感情移入出来ない意味不明な登場人物や、それが言いたかっただけなのでは?と思えてしかたない普通なオチとか、言いたいことは沢山あるが……これくらいにしておきたい。 - 2025年6月15日
休養学片野秀樹読み終わった全人類が多種多様なストレスに晒される現代。 ただ眠るだけの消極的休養では疲れは取れない。だからこそ、積極的休養を使いこなそう!という内容。 基本的には、どこかで聞き覚えのある知識が並んでいるのだけれど、そこから眠る以外の休養を取り入れるにはどうするのか?という展開が面白かった。 特に、疲れたから休むのではなく、先の疲れを予想して休養を取り準備する、という考え方は今まで場当たり的にしたことはあるけれど、計画的に利用しようと考えたことは無く面白かった。
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