
うえの
@uen0
2025年5月24日

私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯
すんみ,
チョン・セラン
読み終わった
読むたびに好きだなぁという感慨が深くなる作家の1人。人の確かな優しさと信念と逞しさが、柔らかな温度を持って染み渡ってくる。そんな物語がたくさん入っていた。
アラという名前の主人公たちの物語は優しい強さを持っていて、痛みと向き合う姿が眩しかった。彼女たちの目を通して見える世界が、たしかに今の私たちのどこかに存在している。
マリ、ジェイン、クレールがあまりにも愛おしくて抱きしめたくなる物語だった。

