
amy
@note_1581
2025年5月24日

私たちの戦争社会学入門
野上元
読み終わった
感想
戦争
戦争はもちろん反対である。起こらないほうがいいし起こるべきではない
それでも今なお戦争は起こる。その原因も形も歴史ごとに変わっている。そもそも戦争というものには宣戦布告をするという決まりがあり、それを守らずに開始したものもある。日本もやったことだ
また諸外国と日本の事情を比べながら、日本独特の国民の思想やその原因となる社会背景などを紐解いていく
戦争は起こらないほうがいい。じゃあ戦争ではなく平和なときの軍事はどうしていけばよいか。ただイデオロギーに引っ張られるだけではなく、今まで日本が戦前から戦後、現在までどのように戦争に向かい、戦争をし、戦争を終えて今に至るかを知り、いかに"わからない"ままで自分と違う他者の意見を尊重し、そう至った背景を想像するか
戦争や軍事を社会学的に学び、そのうえで自分なりに考えるための材料を増やしていく
ちょうど戦後80年、朝ドラではやなせたかしとその妻である小松暢をモデルにした『あんぱん』をやっている。Netflixでは7月に『火垂るの墓』が全世界で配信されることが決定した
反戦を訴えながらも、それでも無くならない戦争や戦争の可能性を考えていくための"戦争社会学"の1冊

