
高尾清貴
@kiyotakao
2025年5月26日

現代社会はどこに向かうか
見田宗介
読み終わった
手段主義的とは、現在の生を、それ自体として楽しむのではなく、未来にある「目的」のための手段として考える、ということである。
たとえば受験生は受験戦争に勝つために現在の生きる時間を、未来の目的のための「手段」と考えて、生活のすみずみまでも合理化し、自分で自分の自由を抑圧することがある。
戦争が終結すれば、この「合理化圧力」は解除され、自由に/現在)の生を楽しむこともできる。これは近代から脱近代に至る歴史の局面の、分かりやすい理論モデルである。
