
oto
@sakana__books
2025年5月26日

絶対泣かない
山本文緒
読み終わった
働く女性をテーマにした15の短編小説
平成初期頃のお話なので、考え方や価値観が令和の時代には合わない部分もあったけれど、それがかえってノスタルジーな感じがして、良いスパイスになっていた。
共感できたりできなかったりいろんな作品があったけど、「なんのために働くのか?」「自分はどう生きていきたいのか?」を改めて考えるきっかけになった。
山本文緒さんの作品はこれで2作目だけど、やっぱり山本さんの文章が好き。新刊をリアルタイムで追ってみたかった…
文庫化するにあたって追加された16個目のお話(手相観の方のエッセイ)にあった"自分の心の洗い方"すごく大事だなと思う。
思いっきり泣いた後の雨上がりみたいなスッとする感じ。心の換気をするのに涙ってすごく有効だと思う。(自分は泣き虫だからすぐ泣くけど…そして人前で泣くのは誰も得しないので良くないけど…)


