ゆう "「社会」を扱う新たなモード" 2025年1月26日

ゆう
ゆう
@suisuiu
2025年1月26日
「社会」を扱う新たなモード
「社会」を扱う新たなモード
星加良司,
西倉実季,
飯野由里子
やっと読み通せた。半分くらいまではメモしながらじゃないとよく意味がわからなかった。「障害」は社会がつくり出しているものだという視座を徹底的に深掘りされる。熊谷晋一郎の当事者研究運動を批判的に論じるところからはじまるので驚いた。この驚き自体に内省しないといけないと気付かされる。 「心のバリアフリー」の普及活動も各種NPOや大学等での支援活動も、「社会側が変わらないといけない」と謳いつつ、結局、障害のある「個人」に責任を持たせようとしてない?「個人」が変われば「社会」と交わることができるってなってない?とがしがしつっこまれる。ううううと胸が痛い。でも、とはいえどうしたらいいんだろうというのは残る。残るが、でもその戸惑いこそがこの本で与えたかった刺激なのかもしれない。いろんな障害やマジョリティとの壁に挑むいろんな実践者たちを立ち止まらせる効能みたいなものがある。
「社会」を扱う新たなモード
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