ほんの 読みサプリ "ふみきりペンギン" 2025年5月27日

ふみきりペンギン
ふみきりペンギン
おくはらゆめ
ゆうと、るり、ななこ、そうすけは、同じ小学校の3年生。 それぞれの物語が展開され、交差し合う構成です。 ゆうとは左利き。ヘンなの? うわさ話を3年生になっても信じるるりは、ヘンなの? ゆうとには"ふみきりペンギン"、るりには"ぺろりんへび"、ななこにはは"鏡の中のライオン"、そして、そうすけには、天気占いをする"げたフクロウ"が現れます。 そんな不思議な現象を混ぜながら、壊れた友だち同士の関係をどう修復していくのか、お互いによく思っていなかった者同士の関係をどう変えていくのか、この本の見どころで、子どもが読めば等身大に感じ、大人が読めばほほえましく感じる児童書だと思います。 また、ヘンと否定せずに一緒に面白がって肯定する、ゆうとのお姉さんや図書館で働くいなばさんの存在も読後感の良さにつながると思います。
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