白沼
@shironuma
2025年5月27日

火蛾
古泉迦十
読み終わった
作家であるファリードが、アリーというイスラム神秘主義の修行者の身に起こったことを聞くという本。修行中に起きた殺人事件の真相をアリーの視点からもファリードの視点からも追う。
1ページ目で、哲学的で難しいかも…途中で読むのやめちゃうかも…と思ったのに、気がついたら引き込まれて読破してた。題名だけ知っててあらすじを何も知らなかったので急にミステリが始まってビックリしたけど、結末がまさしく宗教とミステリの融合!という感じで良かった。
語り部の真に迫った感じがなかなかない読み味で夢中になっちゃった。
