火蛾
63件の記録
りら@AnneLilas2026年9月27日読み終わった聴き終わった東洋史@ 自宅第17回(2000年)メフィスト賞受賞作。 2000/01年国内ミステリランキングこのミス14位文春10位本格2位。 12世紀の中東(イランあたりか?)の宗教的修行の道を選んだ行者をめぐる衒学的ミステリー。 語り手がアリーなる人物から話を聞くという体で、生い立ちとともに語られるのは、イスラム教のスーフィズム、シーア派、ゾロアスター教の各教義のエピソードや実在の導師たちの名、聞き慣れない宗教用語が氾濫する中で、なぜか唐突に起きる連続殺人。 師を同じくするものの、それぞれ交流のない行者が数人しかいないという荒野で、それは密室殺人だったり、見立て殺人だったりもする。 姿の見えない導師との頓知めいた問答。蝋燭の光が生む光と陰、血と言葉。破り捨てられたコーランの一節には意味ありげに血が滲んでいる。 宗教用語等には丁寧に説明があるのだけどどんどん忘れるので、オーディオブックのみで読み通すのはなかなか難しく、特にアリーと導師との問答部分は話半分で聞き流していたためちゃんと理解できたのかは自信がない。 国内作家の本格ミステリをあまり読んでないからというのもあるだろうけど、過去に読んだものでいうと、やはり入れ子構造タイプの『イデアの洞窟』とか『紙葉の家』の読了後の消化不良感と似た感じ。 以下作品とは関係ない愚痴。 もともと同著者の『崑崙奴』がオーディブルの配信予定で目にしてから気になっていて、配信開始が再来月だからとこっちを聴いたのだけど、今見たらもう配信開始されてて、改めてオーディブルのいい加減さにハァ?となるなど。 作品ページに表示されてる配信予定日が急に変更になるのはザラだし、文言がそもそも変だったり、ページができてる(=制作はされてる)のに突如消えてたり(企画がポシャった?)とか、随分杜撰なもんだね。 オーディブル2.4→2.5倍速。
- 透三 - とーみ@tohmin2026年6月18日読み終わったサプライズを生業にしているせいで、読み終わっても報告するまでReadsに載せられない 向いてなさすぎる;; 火蛾、全然内容入ってこなかったけどめっちゃ良かった
結城@aori2026年6月17日読み終わったaudible馴染みのないイスラム教の説明を耳で追うのが大変ではあったけど、幻想的な世界観のなかで繰り広げられる宗教問答が興味深かった。 ミステリとしての展開も面白かったし、当然のように『薔薇の名前』とか『鉄鼠の檻』を思い浮かべながら聴いていた。 (朗読 野口晃)

- 味噌田楽@miso___dengaku2026年4月16日読み終わった感想あらすじ:12世紀の中東。詩人のファリードはイスラム教の聖者たちの伝記を著すため諸国を巡り逸話を蒐集していた。取材に訪れた小さなテントで神秘家が語る神秘の煙霧に満ちた殺人の物語。果たして彼が語る物語は現実に起こったことなのか?殺人の犯人は誰なのか? 日本では馴染みの薄いイスラム教神秘主義思想を主題なので一見ハードルが高そうだが作中での解説が充実しているのでサクサク読める 神秘体験とミステリという相性が悪そうな組み合わせが作劇上の必然性を持って融合している怪作 幻想的な殺人事件が現実的な解釈に着地する解決編も見事 おすすめ




寿司鳥風呂ねろう@Udon89292026年3月31日読み終わった感想出てくる宗教用語と難解な漢字が読書の障壁と化して、読み終えたけど読み切った感は無かったなあ〜 イスラム教を知ってから読めば違った味を楽しめそう。

niwa@niwabun2026年2月3日読み終わったaudible難しくて……!!! 楽しめる人、教養や知識の高さ幅広さ持ってるんだな…… 詩人ファリード視点で話しが進んだら、もう少し物語にのめり込めたかもしれない…… あまりにも難しいから人が死ぬ度にテンション上がっちゃって、きたきた〜って思ってしまった。 犯人を指摘するシーンはワクワクしたよ〜! 神の言葉を聞こうとする人たち、悩み多そう……自我が不安定なんだよ〜市井の名もなき人たちなんて日がな一日下ネタ言ってゲラゲラ過ごしてると思う。温度差。

五月晴@satsukibare2026年1月18日読み終わった殺人事件とイスラム教の組み合わせ…?とずっと疑問に思いながら読み進めましたが、なるほど納得な結末! 物語の骨組みはとても良かったです。 しかし、正直難しかった〜! イスラム教の知識が足りず(高校倫理程度)、知らない単語の連続に目が回りそうでした。 宗教的な問答の場面は、なかなか理解が追いつかず悔しかったな…。
KaRo@hua_runchai2025年7月3日読み終わった読み手である私自身も、そばでアリーの語りを聞いているかの様な不思議な感覚になった。幻惑的な雰囲気のまま読み進めると意外な結末に驚きと納得。

- 木登りヤギ@kinoboriyagi2025年6月2日読み終わった本を開いた途端に、嗅ぎ慣れない異国の煙がむわっと立ち込め、イスラムの行者の自分語りが始まって、自分がどんな前評判を見て、なにを期待して本を開いたのか見失い、困惑しながら読み進めることになった。 異世界物より異世界っぽい。何食って育ったらこんな話を書けるんや。




- 白沼@shironuma2025年5月27日読み終わった作家であるファリードが、アリーというイスラム神秘主義の修行者の身に起こったことを聞くという本。修行中に起きた殺人事件の真相をアリーの視点からもファリードの視点からも追う。 1ページ目で、哲学的で難しいかも…途中で読むのやめちゃうかも…と思ったのに、気がついたら引き込まれて読破してた。題名だけ知っててあらすじを何も知らなかったので急にミステリが始まってビックリしたけど、結末がまさしく宗教とミステリの融合!という感じで良かった。 語り部の真に迫った感じがなかなかない読み味で夢中になっちゃった。



読書日和@miou-books2025年3月13日読み終わった12世紀の中東が舞台のミステリーということで一気に読んでしまいました。 イスラム教、ゾロアスター教、スーフィズム、馴染みがなくても分かりやすくてすぐに物語に入り込める。詩人ファーリドのたどり着いた答えが見事。





きらた@kirata2024年12月20日読み終わった詩人ファリードは聖者達の伝記記録の編纂を志し、アリーと名乗る語り手の穹盧を訪れた そこで語られたのは若き行者の物語 23年目の文庫化の言葉に押されて購入 幻想的な空気を纏った不思議な作品 想像していたより遥かに読み易かったが、読み手の自分の知識量のなさを痛感🥲
彼らは読みつづけた@findareading2020年9月18日かつて読んだ電子書籍*読書で見つけた「読書(する人)」* 《そういえば、アリー自身もこうした書物を手許から離さず耽読し、裡に思索を深める型の行者であった。》 — 古泉迦十著『火蛾』(2017年1月Kindle版、講談社ノベルス)

























