
りなっこ
@rinakko
2025年5月27日

至上の幸福をつかさどる家
アルンダティ・ロイ,
パロミタ友美
読み終わった
素晴らしい読み応え。ヒジュラ―で娼婦のアンジュムを始め、風変わりな魅力を持つティローや、ティローの恋人兼元恋人で物静かなムーサーといった、其々のきつい境遇を抱えた人物たちが、首都デリーやカシミールを舞台に力強く生き生きと描かれている。
ここであらためて知らされる現代インドの複雑さ(マイノリティを切り捨てる大国主義、カシミール紛争をダシにする印パ両国、ナクサライトの内乱、カースト間の争い…)には胸が痛い。





