
Matilde
@i_griega_2025
1900年1月1日

40歳がくる!
雨宮まみ
かつて読んだ
昔々、ある小説の「〇ページの〇行目からの文章は僕の気持だから」と言われたことがあったけれど、いま私は「この本は私が書いたんじゃないかと思うくらい、全部私の気持ちだから」と彼に返事をしたい。年齢を重ねてもやっぱり解決できない問いはいくつもあって、割り切ったつもりでも全く心は晴れず、でもまぁそんなもんでしょ、と言いながら日々を過ごしている私と雨宮さんの距離は、実はかなり近かったんじゃないかとハッとした。とどまっているか旅立ってしまったかの違いでしかない。
そして、その一方通行の境界線はあっけなく越えられるものなのだろうとも思う。
これを読み始めたのは11月15日、偶然にも彼女の命日だった。この時期、彼女に心を寄せる人が多くいて、私自身はその人たちとも、もちろん雨宮さんとも縁もゆかりもないけれど、なんとなく想いを共有できている気がする。
盛大な勘違いの可能性は無きにしも非ずだけど(笑)