
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2025年5月30日

ベル・ジャー
シルヴィア・プラス,
小澤身和子
読んでる
ちょうど半分まで(10/20)
読みはじめたら止められなくなってしまって寝不足になるほど。
シルヴィア・プラスの自伝的小説に書かれている1950年代のニューヨークやボストンに戦争(WW2)の気配が全くないことに少し戸惑った。
アメリカは戦場にならかなったから他所ごとのような感じだったのだろう。
プラスが自身を投影したエスターは華やかなニューヨークでの生活の中で自分が何になりたいのかを見つけられず、またハーバードのライティングコースが不合格で受講できなくなったことで彼女の心が荒んでいくのが辛かった。
ニューヨークでの暮らしの中で出会った男たちの中でとんでもない暴力を振るう者がいて驚いた。
地元に戻ってからは失意の中、本が読めなくなり文章が書けなくなったエスターは精神科を受診し治療を受けることになったが、その治療も果たして大丈夫なのか?というもので不安になる。
この先エスターがどうなっていくのか、読み手である私は見守ることしかできないけれど、彼女が書き残したものを最後まで読むことでそれを見ようと思う。









