
torajiro
@torajiro
2025年5月31日

中動態の世界
國分功一郎
読み終わった
@ カフェ
やはり最高に面白い。単行本を読んでから数年、國分功一郎さんの著作も『暇と退屈の倫理学』『責任の生成』『言語が消滅する前に』『目的への抵抗』などなど読んできていたので本書の議論についても新たな気づきや理解が深まるところが多かった。補遺も國分さん自身が思考を深め、進めてきているからより論旨が明快で素晴らしい。
個人的には最近國分さんとは別の角度からアーレントのことを考えていたので、アーレントが「区別」の人であることに色々と思いを馳せた。
國分さんがアーレントに質問したかったこと、私も私なりの関心から同じことを聞いてみたい。
“一度でよいので実際に会ってお話をしてみたかった。「ビリーもクラッガードもヴィアも我々そのものではないでしょうか?アレント先生には彼らのようなところはありませんか?」ーーーその際におうかがいしたかったことはただ一つこれである”


