まろのふ "岩波文庫的 月の満ち欠け" 2025年6月11日

岩波文庫的 月の満ち欠け
生まれ変わっても愛しの人に会いたい、という女性の転生のお話。読み始めは、転生=「死と生」と、生まれ変わってまでも会いたいという、言い換えれば、それだけ執着しているという部分が、何か暗い気持ちとさせられました。 読み終えると、そういった暗い部分を忘れてしまうような…壮大というか、ひたむきというか、とにかく会いたいという気持ちのベクトルがぶれずに、最後まで貫き通されているところに非常に感心させられる物語でした。
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