
saki
@53hon_to
2025年6月1日

ありがとう、さようなら (角川文庫)
瀬尾まいこ
読み終わった
瀬尾さんの教師時代のエッセイ。
爆笑したりときどき涙ぐんだり、それでもやっぱり笑いながら一気読みしてしまった〜!
生徒を見守りながら奮闘する姿が描かれていて、かなり根気も体力もいるよな〜、と「教師」という職に改めて敬意を示す一方で、いい意味で肩の力が入っていなくて、楽しいという気持ちがこれでもかというほど伝わってくる。そんなふうに文章が書けるの、本当にすごい……。
「ファンとの遭遇」が特に好き。ファンである男子君の「おお、著者に会ってしまったよ」のひとことも、瀬尾さん自身も「おお、読者に会ってしまったよ」と感動したことにもくすくす笑ってしまったのだけど、受け持った生徒たちは「先生のファンなんて、おかしなやつもいるもんやなあ」と塩対応なのが、どこか愛も感じられてよかった。

