
Sanae
@sanaemizushima
2025年6月1日

アフリカ文学講義
アラン・マバンク,
中村隆之,
福島亮
読み終わった
マバンク「割れたグラス」助走のもうひとつ。
彼がコレージュ・ド・フランスに招聘され行った講義8回が読みものになったもの。
ずっと読みたいと思っていて、アフリカ文学を知るようになった今、これを手に取ってよかったと思う。いろんなアフリカにルーツを持つ作家を知った上で読むと(”講義を受ける“と言いたい!)、より面白く読めるし、また読みたい本も増えていく。
アフリカについて知らないことが多すぎる。
アフリカ土着の言葉とフランス語を話すことと書くこと、フランスとの関係、はたまたアメリカにいる黒人との関係など。
いつでも読み返せるように手元に置いておきたいくらいお気に入りの一冊となった。
マバンクのお人柄も出ていて、人間味のある面白い方ということもよくわかった。
訳者である中村先生が書かれたあとがきもよかった。






