いしくら "人形のアルファベット" 2025年6月2日

人形のアルファベット
人形のアルファベット
カミラ・グルドーヴァ,
上田麻由子
MONKEYで柴田元幸さんが翻訳されていた『アガタの機械』が素晴らしかったので、楽しみにしていた短篇集。予想以上に異様な世界観の短篇が多いが、どれも良かった。とにかく似たようなモチーフを繰り返し登場させる。作品内の世界はとても現代とは思えないが、きちっと現代の作家らしい新鮮さがあった。幻想文学の未来を感じた。
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