
帆
@_honnomemo
2025年4月30日

お菓子とビール
モーム,
行方昭夫
読み終わった
この作品に出てくる、ロウジーという女性は、他人の言うことや常識に縛られない自由さと、優しさや思いやりが合わさっている、不思議な魅力の女性。
そんな彼女が結局、幸せに長い生涯を過ごしているという終わり方が良いなと思った。ロウジーは死んだ、と勘違いして「だらしがなかったから不幸な人生を送ったんだ」と思いたいロウジー嫌いの人たちこそが愚か者に見えてしまうような構図で、非常に、面白い書き方をするなぁと思ってしまった。
モームはおそらく、ロウジーの味方なんだろうな