お菓子とビール

7件の記録
- monami@kiroku_library2025年5月24日読み終わった心が荒む時になぐさめてくれるのはいつだってモームの文章。 トゲトゲした気持ちで読み始めて、しばらくは穏やかな気持ちのまま放置して、そろそろ頃合いかとわずかに残していたページをすべて読み切った。 結果として、私の苦い思い出と混じり合うことになったこの本。 p.36 いかなる感情でもいかなる苦しみでも、それを文章に書いてしまって、物語の主題やエッセイの添え物として活用しさえすれば、すっかり全部忘れられる。自由人と呼べるのは作家だけである。 私も、下手に羨んだり落ち込んだりせず、私の中の偏見をそのままに肯定した、ユニークな世界を描けることができれば、自由になれるのかしら。