お菓子とビール
9件の記録
Matilde@i_griega_20252025年11月1日読み終わった上質な物語でとても面白く読んだ。 本の感想とはあまり関係ないけど、私、19世紀のイギリスで貴族に生まれていたら、きっと退屈で気が狂っていたと思う!

彩@aya_toto2025年9月21日読み終わった初見のモーム。 イギリスの階級社会が残る時代に幼少期を過ごした主人公と年上の作家。 おおらかで魅力的なその妻。 性に奔放で欠点もいっぱい描かれてるこの女性がとても魅力的。人間の本質を見つめているので、それ以外の文壇にいる作家や大御所を褒めそやすパトロンの浅さが際立つ。 ヘンリー・ジェイムズやフォースターなど、最近読んでる作家の話も出てきて楽しい。 本当に作家の評価は生きてるうちには決まらないな、と実感する。 斜に構えて皮肉たっぷりの語り口、くすくす笑いながら楽しめる、とても大人っぽい遊びが効いた一冊でした。




monami@kiroku_library2025年5月24日読み終わった心が荒む時になぐさめてくれるのはいつだってモームの文章。 トゲトゲした気持ちで読み始めて、しばらくは穏やかな気持ちのまま放置して、そろそろ頃合いかとわずかに残していたページをすべて読み切った。 結果として、私の苦い思い出と混じり合うことになったこの本。 p.36 いかなる感情でもいかなる苦しみでも、それを文章に書いてしまって、物語の主題やエッセイの添え物として活用しさえすれば、すっかり全部忘れられる。自由人と呼べるのは作家だけである。 私も、下手に羨んだり落ち込んだりせず、私の中の偏見をそのままに肯定した、ユニークな世界を描けることができれば、自由になれるのかしら。














