
菜穂
@mblaq_0825
2025年5月26日

それいけ!平安部
宮島未奈
読み終わった
本のある暮らし
積読家
高校に入学した主人公が、ひょんなことから「平安時代に特化した部活を作りたい!」というクラスメイトに誘われ、部活設立のため奔走するところから物語は始まります。紆余曲折を経て無事に「平安部」が発足。部活動を通じて、メンバーたちはそれぞれの悩みやコンプレックスと向き合いながら、友情を深めていきます。
若く、まっすぐな登場人物たちに心が温まり、思わずうっかり涙がこぼれる場面もありました。まさか、40代後半の私が、青春小説で泣いてしまうとは……。
「平安時代に意識を向けることで、令和を生きる自分たちの心を知る。ほんな部なのかもしれません。」(本文より)
ふと、自分の若かりしころを振り返りました。あの頃、クラスメイトたちと夢中になれる何かがあっただろうか。私は学校にあまり居場所を感じられず、もっぱらライブハウスに足を運んでいました。でも今思えば、それもちゃんとした私の“青春”だったのかもしれませんね。


