
いま
@mayonakayom22
2025年6月3日

世界99 下
村田沙耶香
読み終わった
支配され、力で勝てない相手に媚びる自分をメタ視点でみて、でもピョコルンに対して簡単に自分が軽蔑し見下していた存在と同じ振る舞いをする。おぞましさと人間の弱さと空虚さに苦しいはずが面白いと思って読んでしまった。
自分やまわりの人の振る舞いに改めて対峙させられているような感覚。
下巻のp.108、『「幸福の典型例」も粒子なのだと思う。生きているだけで気づかないうちに吸い込んでいる』の部分が印象的。
おぞましいの記載が後半だけ漢字表記なのはなぜだろう。意味があるんだろうか。




