
つづき
@ro3swim
2025年6月4日

誕生日の子どもたち
トルーマン・カポーティ,
Truman Capote,
村上春樹
読み終わった
子供の世界って、逃げるところも限られているほど狭いのに、でも広いんだよな。無垢な時とも言うけど、それと同じぐらい残酷でもあった。
無頭の鷹。読み始めは、晴れたり曇ったりで冒頭の海の底みたいな感じの午前中。他の5編と違って、どこか不気味な雰囲気に少し飲まれてしまう。ヴィンセントは「ミスタ・デストロネリ」を知ってはいけなかったし、その正体に気づいてもいけなかった。だから、みんなが暖かい場所に帰っていくのに、DJと2人雨降る闇の中佇んでしまうんだ。この本を読めてよかった。

