JUMPEI AMANO "ごみと暮らしの社会学" 2025年6月4日

JUMPEI AMANO
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年6月4日
ごみと暮らしの社会学
第5章読む。 DK(ダイニング・キッチン)の誕生と「台所改造」により、日常生活空間や視覚的風景/肌感覚の風景/においの風景は、どのように変化したのか。それにより、何が排除すべきごみとして可視化されるようになったのか(「あっても仕方がない場所」から「あってはいけない場所」へ)。 第6章も読む。 ごみともモノとも言い切れないマージナルな対象に属する「くず」が生活空間にある日常。「くずのようなもの」を介した「くず屋」との情緒的なやりとり。そうした「くず文化」はなぜ崩壊したのか。「くず」の三つの特徴を満たせないプラスチック製品の普及は、モノの「その後」に対する人々の想像力をどのように変質させたのか。 アカデミックな読み物でありつつ、読者の情感や肌感覚に訴えるような文章でそこがこの本のいいところであり、同時に、どのくらい納得できるかは読み手次第な気もする(例えば著者の提示する「暮らしの豊かさ」を特段重視しない人は現実問題としていそう)。 第3部からは「ごみ屋敷」の事例。第7章は定義など、基礎情報が整理されているのでさくっと。
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