
piro
@piro
2025年6月5日

すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
買った
読み終わった
また読みたい
不思議な読後感。
詩のようで、小説のようで、エッセイのような文体に、穏やかさが心地良いよい言葉のリズム。
どの文章も、「黒いコートの袖に止まったボタン雪」のようでした。
美しい言葉から感じるのは、生と死、命の儚さと強さ。
文章からのイメージが、心の中にしんしんと静かに落ちてきて、ゆっくりじんわり溶けて広がっていく、、、。
本書で描かれているものは、まだ消化しきれずにいます。
ゆっくり読んで、眺めて、心に留めていたくなる、そんな作品です。
2回、3回と読み重ねていきたいと思います。





