舳野
@henomohe
2025年6月6日

ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択
ミリアム・テイヴズ,
鴻巣友季子
読み終わった
牛馬につかう原始的な麻酔剤で意識を奪われ強姦された女や母達。どうするべきかを話し合う。一枚岩ではなくお互い非難したりすることもある。
ペーターズ牧師は女から自由を、怒りを、知識を、地図を神の御名のもとに取り上げる。男達からも一定以上の知識や医療、時間をとりあげ、奪われるものが幾分か少ない男達はもっと多く奪われた女達をさらに搾取しようとする。この仕組みに女は言及しひとつのことを決める。男であるオーガストが何故書記になったのか、一度追放されたこの集団に何故帰ってきたのかというのが気になっていたが最後には明かされた。
彼はオーナに救われるが私は彼をそうしたこの仕組みや男にただ腹がたった。宗教が生活という仕組みではないから本当には理解できないのかも。


