
Marua
@imasa_arumin
2025年6月8日

ロシア文学を学びにアメリカへ?
沼野充義
長老ロシア文学者が通訳に「君はすごいねえ。バイリンガルだねえ」と言った、という話が紹介されていた。通訳は一言「はい、そうです」と答え、その文学者は「いたく憤慨」したそうである。酒を読みながら本書の著者に彼が力説したところによると、バイリンガルは最高の褒め言葉、褒めてやったのにあの返答はないじゃないか、ということらしい。でも、通訳が「すごいねえ、バイリンガルだねえ」と言われたら「この人何言ってんだ?」と感じるのが一般的な反応だろう。


