
らずべりー
@Raspberry_latte
2025年6月8日

母性
湊かなえ
読んでる
69pまで読んだ。「母」の「私はお母さんを助けたいの。子どもなんてまた産めるじゃない」というセリフや「未来ある者を残すべきだとか、母親なら子どもを選ぶのが当然だとか、お茶を飲みながらの机上の空論などまっぴらです。そんな人はきっと、どちらも助けずに、逃げ出すのでしょうけれど」という地の文から、きっと彼女は自分の母親ほどは娘のことを愛していないのだと感じました。母親と娘を天秤にかけて母親を即座に選ぶ姿勢や、娘を救うべきだという当たり前の意見に対する態度が非常に不快で、自分と母親以外は見えてない人物なのだろうと感じました。娘のことは自分が母親に愛される材料としか思っていなかったのだろうと思います。
