
nessie
@nessieayako
2025年6月10日

つくって食べる日々の話
ほか,
スズキ・ナオ,
ツレヅレ・ハナコ,
円城塔,
大平一枝,
平松洋子,
春日武彦,
滝口悠生,
牧野伊三夫,
白央篤司,
著者複数,
辻本力,
阿古真理
読み終わった
料理への見解が清々しくばらばらで良かった。特に、つくるのがどうしても好きになれない人の話は普段なかなか聞く機会がなかったのもあって興味深く読んだ。
「手術ができるなら、料理だってできる筈」は手術経験者にしか言えない貴重な言葉。どうやったって逆は思いつかないし。そもそもこのふたつを同じ土俵に上げようて思ったことなかったよ!ってげらげら笑った。
下記の話は、料理以外のことにも言える気がしてぐううう……ってなった。
P84
「意地でも「食べることは楽しい」「料理は楽しい」を死守すること。「義務」や「労働」という側面さあっても、それらに過剰なまでの侵食は許さないこと。当座は、このへんを目標に生きていこうと思う」
本音をいえば、根性ないまま生き延びれたらいいなって思いがあるのだが、それでも、時に楽しむことには意思が必要とも気づきはじめていて、だからちょっと耳が痛かったのかもしれない。
最後の話が、最後に置かれるべくして置かれていることにもじんとした。



