
白玉庵
@shfttg
1900年1月1日

モスクワの伯爵
エイモア・トールズ,
宇佐川晶子
読み始めた
読み終わった
借りてきた
好き
@ 図書館
まだ150ページ。ウェス・アンダーソンの映画のよう。私程度のロシア史の知識でもとても楽しい。
しかしながら、これ本当に史実的に正しい?といういやーな気持ちが時々浮上してくるのは、『パチンコ』で嫌な経験をしたから。その土地に暮らしていない人が、粗いリサーチを、ストーリーにリアリティを足すために適当にぶっ込んで、でも事実とは異なっているというのを目の当たりにしたから。ちょっとしたエキゾチシズムである。昨日、四方田犬彦氏が講演で『パチンコ』の悪口をちょっと言ってくれて(笑)すっとした。
私のロシアに関する知識量では、この小説がどれくらいロシア-ソヴィエトの人に受け入れられるものかはわからない。とはいえウェス・アンダーソン的なお伽話としては大変にチャーミングである。そういうお話が必要なときはある。

