rina "つめたいよるに" 2025年6月10日

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@r_1_n
2025年6月10日
つめたいよるに
何度読んでも、というか読めば読むほどどれも甲乙つけ難い宝箱みたいな短編集だなと思う。 「デューク」はやっぱり名作だと思うし、「桃子」の湿度のある淫靡さもたまらないし、「鬼ばばあ」や「晴れた空の下で」の切なさに胸がキュッとなったり、「ねぎを刻む」で描かれる孤独はいつかの私にも覚えがあるなと思ったり、「南ヶ原団地A号棟」の隣の芝生の青さにクスッとしたり、「冬の日、防衛庁にて」の衿子さんの佇まいにひょえ〜となったり… はぁ、また今回も一番を決められなかった。
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