ink "傷を愛せるか 増補新版" 2024年12月14日

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@aslan__
2024年12月14日
傷を愛せるか 増補新版
淡々と綴られる日々の生活や言葉に、『含み』をもたないからこその柔らかさを感じた。誰しも何らかの傷を抱えているし、他者のそれは自身の想像の範疇を超え、心の底から理解すること、理解されることは到底不可能なもので。私たちはみな、自身の『内なる海』や『ヴァルネラビリティ』を大切に抱えて生きていくのだと思う。直接的な救いでは決してないが、まさに溺れそうな人を見守るような、そんな温かさのあるエッセイだった。
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