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@aslan__
infj-t ¦小説とエッセイ中心です
  • 2025年3月21日
    奇跡
    奇跡
    世俗に疎いせいで調べるまで実話だと思ってなかった。世界観が違いすぎて入り込むのに時間がかかったが、並大抵ではない精神力と双方の愛があってこそ成り立つ関係性だと感じた。(だから真の愛と銘打たれているのだろうけど)相手を最大限尊重するのが愛、とはよく聞くが、私的にそれを強く感じたのは博子が結婚話をした時の桂一の言葉だ。女性目線ではあるが、この小説、男性の方が刺さるのでは?
  • 2025年2月23日
    天使は見えないから、描かない
    好きな作品だった。設定に忌避感を覚えられやすい可能性はあるが、物語の焦点は永遠子の内面性の葛藤→成長の話だったと思う。 どのような形であれ、人同士が愛し合うことに他人が口挟める余地ってなくない?と思ってるタイプなので、私は永遠子と遼一の『気持ち悪さ』には肯定的な気持ちで読んだ。基本的に、恋慕の気持ちって抑えたくて抑えられるものじゃないしな、、、、、、(個人的所感) 彼女にとって、遼一という存在は幸せに必要だったんだろうなと思う。
  • 2025年2月6日
    氷菓
    氷菓
    《古典部》シリーズ1巻目、ミステリーの中でもライトかつ青春要素を含んでいるため読みやすくてありがたい。 姉からの手紙で古典部に入部した主人公・折木奉太郎と、同じく『一身上の都合』で入部した千反田えるや、親友、幼なじみ達が贈る青春群像劇。
  • 2025年1月6日
    どうしても生きてる
    吉川の「誰にとっても誰でもない存在として〜」のくだりが心に残った。歳を重ねるごとに、誰でもない存在として声を上げることが許されなくなっていく世界で、誰もが声をあげたくて仕方なくて、、、、、、ガレージで泣く子どもに思いを馳せるのは、その発露を羨むからなんだろうな、という。
  • 2024年12月17日
    星のように離れて雨のように散った
    印象深いのは、吉沢の「原さんの願望ってなに?したかったこととか、言いたかったこととか、滅茶苦茶でもいいから、いっぺん気が済むまでやってみたら?」という台詞。 春にとってひとつの大きな転換になったのでは?と思う。 自分の欲を認識しそれに対して素直になるというのは、その根源に縛られる程ひどく恐ろしいことには違いなくても、おそらく必要なことなので、、、。 また亜紀との関係性の変化はもちろん、吉沢や篠田、売野との対話から、春が『自分』を知っていく描写には心に触れる何かがあったと思う。
  • 2024年12月14日
    傷を愛せるか 増補新版
    淡々と綴られる日々の生活や言葉に、『含み』をもたないからこその柔らかさを感じた。誰しも何らかの傷を抱えているし、他者のそれは自身の想像の範疇を超え、心の底から理解すること、理解されることは到底不可能なもので。私たちはみな、自身の『内なる海』や『ヴァルネラビリティ』を大切に抱えて生きていくのだと思う。直接的な救いでは決してないが、まさに溺れそうな人を見守るような、そんな温かさのあるエッセイだった。
  • 2024年12月8日
    四月になれば彼女は
    上澄みを掬い取るだけじゃ満たされないものがあるとわかっているから、私たちは心から繋がれる誰かや、その瞬間を探し求めるんだろうな、、、と思わされた作品。
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