
MDR
@MDR2025
2025年6月11日

天路の旅人(上)
沢木耕太郎
読み終わった
再読中
心に残る一節
じゅうぶん読んだ
@ 自宅
「そして、そこにはまた、ラサへの巡礼を終え、どこかに帰るらしい三人の巡礼者がいた。
三人は、ウールグと杖を地面に置き、ラサの方角に向かって静かに礼拝していた。長い旅だったのだろう。毛皮の服が埃に塗れている。
だが、西川にはその姿が限りなく美しいものに見えた。」345ぺーじ
旅の中で人間関係からふと切り離された時によぎった西川の旅情が書かれる。それほどまでに大陸に憧れた青年であったのだろうと感想を持った。

